
本県には
薩摩半島や薩摩郡、薩摩町など
今にその名を留め薩摩の国分寺跡は
川内市にあるが
古記録では
川内の新田村は串木野郷の内であり
(三国名勝図会)
伊集院の太田までは
冠岳の寺領であったとの記録もある。
現在薩摩山は
国鉄鹿児島本線串木野駅と
木場茶屋駅の間にある金山峠の反田川
近くにあり薩摩山という部落もある。
また
本県には鹿児島市(旧田上村の内に)薩摩迫、
伊集院町にも薩摩迫(旧谷口村)
がある。
また出水郡長島町に薩摩迫間という所があるという。
(三国名勝図会薩隅日総説薩摩の古称)
これらの地区と冠岳の間を結ぶ古経(ふるみち)があり
古い寺跡は
すべて歴史的にたどれば
冠岳にすべて通じておる。
冠岳の寺領のおおきさは
隆盛のさまは串木野市域のみでも
末寺十七箇寺寺僧も一時は千人近くが
冠岳に住んでいたといわれ
川内川の寄田浦には冠岳で用いる塩田もあった
記録が文書に記録されている。
また
冠岳連山の僧坊用に作られた塩田跡であろうとか
岳釜という部落名も
今に五反田川河口に残り岳田という姓もある。