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寺社探訪 南九州


横川町 赤水


岩堂磨崖仏

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contents:

鎮座地/御祭神/磨崖仏説明/概要/考察/


鎮座地

■場所:   横川町赤水、天降川   北緯31度50分36秒,東経130度43分55秒付近
  林道の鳥居:北緯31度50分34秒,東経130度43分54秒 ■交通: 肥薩線 霧島西口駅 下車 歩 約1時間 前川内方面、左側に案内板(写真) 線路の鹿児島方面側踏切を渡り 最初の交差点を左折れ道なりに歩く 約300m歩くと左側に写真のような案内あり、 その農道を鳥居まで歩く。


御祭神

No 史跡名 位置所在 名称
祭神 摘要 備考
岩堂磨崖仏 横川町赤水

阿弥陀如来 右:観音菩薩 左:勢至菩薩 天降川


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磨崖仏説明




磨崖仏説明


史跡名: 県指定史跡 「赤水の岩堂磨崖仏」

  • 種類:来迎形阿弥陀三尊
  • 建立年:建武弐年(1334)12月15日
  • 施主:法信 沙弥観阿弥陀仏 成円
  • 県下では、川辺磨崖仏に次古い貴重な文化財
  • 天降川沿いに「子産恵の宮神社」あり
  • この辺りの天降川の川底は「鴎穴群」の珍しい地質がある。


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概要


  1. 残念ながら当地のお寺は、 明治の廃仏毀釈運動で壊滅状態。、 寺院は焼かれ、石像は破壊され、 史資料は散逸しほとんど残っていない。 しかし、 この地は、崩壊の進む川筋の底にある為、 難を逃れたのだろう。
  2. 昔は、隼人町の塩浸温泉の方から、 この天降川に架かる丸木橋を渡って 来たように記憶していたのだが、どうやら、 平成5年の集中豪雨辺りで流失したようだ。
  3. 今回は、肥薩線の霧島西口駅で下車し、 下り方面の踏み切りを渡り 1kmおきに立つ道案内の看板を頼りに伺った。
  4. 自転車で約30分の道のりだった。


最初の道案内

案内看板

途中の案内
道連れのマウンテンバイク

鳥居、ここからは石畳の下り

岩堂磨崖仏全景

岩堂磨崖仏全景

磨崖仏全景
右脇侍:中尊:左脇侍

磨崖仏全景

右脇侍:観音菩薩

右脇侍:観音菩薩

磨崖仏中尊:阿弥陀如来

磨崖仏中尊:阿弥陀如来

磨崖仏中尊:阿弥陀如来

磨崖仏中尊:阿弥陀如来

左脇侍:勢至菩薩

左脇侍:勢至菩薩

子産恵の宮

子産恵の宮

祭壇

宝塔

天降川の鴎穴群(hot hole)

鴎穴群


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考察


  1. この地には寺院があったのだろうか。 それとも密教の修現道の場だったのだろうか。
  2. 刻印は「施主:法信 沙弥観阿弥陀仏 成円」とある。 供養のための寄進だったのだろうか。
  3. 同時代の作としては、 次があるがこちらは木像
  4. 時宗の浄光明寺には、木造阿弥陀如来坐像、 脇侍に観音・勢至菩薩がある。
  5. 建治2年(1276): 時宗の開祖・一遍上人が薩摩藩主の招待で遊行し (鹿児島・浄光明寺、他) 鹿児島神宮にも参拝し、 「時宗の聖地」として隆盛を極めた。 そのような背景もあって 阿弥陀三尊が祀られたのだろうか。
  6. 尚、同じく阿弥陀三尊像が、彦火火出見尊の狩場跡と 伝承される宮崎・串間市福島鹿谷にもある。 こちらの制作年は永仁6年(1296)で、少々古い。
  7. 余談だが。「阿弥陀堂だより」 という題名の映画が2002年に上映された。 これには、当地鹿児島県出身の新進女優 「小西真奈美」が出演している。
■観音様について■
  1. 観世音菩薩といい、 梵語でアバローキテシュバラという。
  2. 観自在: 「一切の衆生を観察してこれを救うことが自在に出来る」 という意味。
  3. 古来より、「観世音」、「光世音」とも云われてきた。
    • 観世音:世の中の悩める人々の声を観ずること。
    • 光世音:世間の音を照らし、それを助ける。
  4. 観世音菩薩は、勢至菩薩(知智を司る)と供に、 阿弥陀如来の働きを助け、 慈悲を司る。
  5. 無限の慈悲に対応した多様なお姿があるが、 六観音もその現れである。
    • 天台密教では次のようになる。 地獄:聖観音、 餓鬼:千手観音、 畜生:馬頭観音、 阿修羅:十一面観音、 人:不空絹索観音、 天:如意輪観音
    • また、空海の真言密教では、 不空絹索観音を除いて、 准てい観音を加えてある。
  6. 御利益
    • あらゆる災害から 人々を救うという請願がある。
    • 「観音経」では、 観世音菩薩の名を無心に唱えることで 防ぐことが出来る。
    • 印と真言を持って真剣にお願いすると 意外な効果が現れる。


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